当社の社員研修や幹部研修では、そのプログラムに
おいて、「ビジネスゲーム」を活用する点に大きな
特徴があります。
ビジネスゲームを使い、その中で会社経営をして
いただきながら、自分達で「決算書の作成」「経営分析」
までやっていただき、そのことでビジネスと経営数字
の関係性などを体感的に学んでいただく研修内容と
なっております。
このビジネスゲームにおいて、当社が特に拘っている
点があります。
それは、「サイコロ」を使うということ。
ビジネスゲーム自体は、非常にシンプルに設計されており、
すごろく形式で、ゲームを進め、会社経営をしていただく
内容となっています。
その際にサイコロを使うのですが、受講者の中には、
「サイコロの出た目により、会社の業績が変わるので
かなり運しだいだ。」
と感想を漏らす方もおられます。
しかし、私共は社員研修や幹部研修において、その
「サイコロ」を使うことの意味を次のように説明して
おります。
「確かに、サイコロを使うと出た目により
売上なども変わり、運の要素が入りますよね?
ですが、ビジネス最大の問題点こそ、まさしく
その点にあるのはご存知でしょうか?
つまり、ビジネスには常に不確実性が伴う
のです。
売れると思っていたものが思うように売れない・・・
災害、人災、ウィルスなどの発生で偶発的な損失
に見舞われる
こんなことはザラにある話ですよね。
そう。
つまり、ビジネス・会社経営においては
常にこのような「不確実性」が伴うのです。
そうして、ビジネスや会社経営では、このような
「不確実性」にどう対処するのか?
ということが求められるのです。
当社のビジネスゲームを使った研修では、そのカリキュラムにおいて、
サイコロとスゴロクを使うことで、
ビジネスにおいて、「コントロールできる部分」と「コントロール
できない部分」を見出し、「コントロールできる部分」に注力する
ということを感覚として理解していただきます。
例えば、設備投資において一度発生した固定費はコントロール
できませんね。
また、経済環境の変化により、想定した操業度より低可動になる
場合もあり得、このような部分はコントロールできません。
しかし、設備投資の意思決定段階で、需要の予測や損益分岐点の
算定、予想稼働を下回る場合にどのような対処をするのか、
といったことを事前にしっかりと検討しておくことはできます。
このような、コントロールできる部分とコントロールできない
部分を見分け、コントロールできる部分に経営資源を集中
させることこそ、ビジネスにおいて重要な視点となるのです。
ぜひ、当社のビジネスゲームを使って、上記のような
ことを社員研修で学んでみませんか?
このような感覚的なことは、座学では決して学べません!