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企業の目的は「顧客の創造」Byドラッカー

ドラッカーによる5つの質問

改めて説明するまでもないかと思いますが、
「経営学の父」と呼ばれる方にP・Fドラッカーがいます。

ドラッカーが米国の経営者に対して行う
「5つの質問」というものがありますがご存知でしょうか?

その5つの質問とは

① 我々の使命は何か?
② 我々の顧客は誰か?
③ 我々の顧客価値は何か?
④ 我々の事業成果は何か?
⑤ 我々の将来ビジョンは何か?

経営者は、この質問を受け深く考えることで、
多くの経営上の「気づき」を得たそうですが、
あなたはいかがでしょうか?

経営者もしくは幹部として、上記の答えについて
明確に答えられましたでしょうか?

ドラッカーによる「企業の目的」とは?

ドラッカーは5つの質問について、まず「使命」を
挙げてます。これは、企業理念とか企業ビジョンに
関連するものであり、まずは、これがないと
なかなか会社は大きくはなりませんね。

ついで、「顧客は誰か?」という質問を投げかけています。
この点について、ドラッカーは、「企業の目的」を

「顧客の創造」である

ととしてます。

「顧客は企業の基盤であり、顧客が企業を存続させている。
 顧客のみが雇用を生み出してくれる。」

このことは、企業会計などの「経営数字」の側面から
経営を見た場合に至極真っ当なことですよね。

売上が立たなければ、経費や人件費は払えず、
会社を続けていくことはできません。

その売上の源泉となるものが、「顧客」です。

このため、企業はまずは「顧客」を探す、
「顧客」を創造する、ということは必須のことと
いえます。

これを読むと「いやいや、そんなの教えられなくても
当たり前でしょ」と思う方もいるかもしれません。

「顧客を創造」するためにマネジメントにおいて必要なこととは?

それでは、このような「顧客を創造」するためには、
会社経営において何をすればいいのでしょうか?

ドラッカーは、この点、

マネジメント(経営管理)において重視することは、
「マーケティング」と「イノベーション」だと言っています。

ここで、マーケティングとは、「お客様が何を求めているかを考える」
ということであり、お客が「今」求めている「顧客の欲求」
からスタートします。つまり、今の延長線上に未来がある
という視点です。

これに対して「イノベーション」は、お客が将来的に求めるもの
を探ることであり、お客が将来、求めるであろう「新しい満足の創造」
といえます。

上記のように聞くと難しく感じますが、ドラッカーのいう
「マーケティング」とは、「現状の把握」のことであり、
「イノベーション」とは、「発想の転換」から始まるもの
と考えてください。

マーケティング重視は今の延長線上に未来がある

マーケティングは、どちらかというと「短期」戦略
策定に有効といえます。

SWOT分析やポジショニング分析により、現状を把握する
ことで、既存の戦略論で自社の該当戦略パターンを
知り、それに加えて企業固有の課題を分析することで、
ニッチ戦略や差別化戦略などの独自戦略が決まります。

それを戦略・目標に落とし込み、事業計画を作成し
実行していくことで、設定目標を達成しようというものです。

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