5月20日大阪にある大阪スタートアップカフェにてビジネスゲームを使った企業会計&経営分析のセミナーを開催してきました。
参加者は、経営者や会社員、個人事業主など様々な方々で、中にはマネジメントゲーム(MG)のインストラクターをしている方もいらっしゃいました。
当日は、4チームに分かれて会社経営をおこなっていただきました。
今回実施したのは、ゲーム中心の「トライアル版〜貸借対照表編」ということで、こちらは簿記の知識がなくてもゲームを行うことができ、かつ、マネジメントリテラシーも身につけることのできる設計となっています。
ここで、マネジメントリテラシーについてちょっとご説明しますね。
私どもは、1億円プレイヤーを輩出するをコンセプトとに、実際に1億円以上稼ぐ経営者やその会社を徹底分析しました。
すると、やはりというか、面白いことが分かったのです。
それは、1億円プレイヤーの経営者は①「経営数字に強い」ということ、その経営者の会社は②「経営分析指標に特徴がある」ということです。
①「経営数字に強い」という部分は、説明不要ですよね。
ソフトバンクの孫社長を始め、京セラの稲盛会長など、名だたる経営者が「数字に強い」ということはもう常識ですし、ビジネスに関わる者の共通の認識だと思います。
次に、②「経営分析指標に特徴がある」について、
皆さんは、経営分析の勉強ってやったことありますか?
セミナーや講座も開催されているので、総資産利益率(ROA)とか、自己資本利益率(ROE)などの指標を聞いたことがある人も多いかと思います。
このような知識がビジネスの世界で重要であるという認識をお持ちの方は多いかと思いますが、なんとなく漠然と「重要なんだ」と思われている方も多いのではないでしょうか?
具体的にどんな数値が大事なのか?
その数値は何を意味するのか?
その数値を改善するためにはどうすればいいのか?
また、「経営数字に強い」ということとどう関係するのか?
このような問いに対して明確に答えられるでしょうか?
所属する会社の新人研修や幹部研修として、企業会計とか経営分析とか、数字にまつわる内容のものを受けたことがある人もいるかもしれませんが、それと、「1億円プレイヤー」になるための方法や、「1億円プレイヤー」の人たちが持つ知識や視点とどう関係があるのか?
このことについて明確に答えられる人はかなり少ないかと思います。
「1億円以上を稼ぐ人になる」
このような、成功哲学系のセミナーや研修は沢山あります。
そのほとんどは、「あり方=Being」に焦点を当てたものであり、考え方や生き方の部分を1億円プレイヤーに近づけていく方法だといえます。
私どもは、この「あり方=Being」だけでなく「やり方=Doing」についてもやはり必要で、この2つは両輪であるという考え方をとっています。
このため、ビジネスゲームM-Cassを使い、上記のうちの「やり方=Doing」について提供するカリキュラムを構築しています。
そして、カリキュラムの内容こそが、「1億円プレイヤー」を徹底分析し、彼らがもつ「マネジメントリテラシー」を体感的に身につけていただくものなのです。
ここで、「マネジメントリテラシー」の内容とは何なのか?
本当にそれで「1億円プレイヤー」に近づけるのか?
という疑問を感じたあなたへ、もう少し具体的に書きたいと思います。
先ほど、1億円プレイヤーの経営者は①「経営数字に強い」ということ、その経営者の会社は②「経営分析指標に特徴がある」ということをご紹介しました。
このうち、①については、「決算書を読める」「決算書を作れる」「決算書を活かせる」という3つのことをビジネスゲームM-Cassを使って速習で身につけていただきます。
ボードゲームで会社経営をやっていただき、実際に会計帳簿に記帳し、決算書まで作成しますので、これらのことが一度に身につけることができるんですね。
通常、多くの人は、簿記の勉強をすることで身につけようとしますが、これは非常に無駄が多いです。なぜなら、会社経営に重要でない小切手の処理とか、伝票の処理など、経理担当者が必要となる知識まで学ばなければならないからです。
さらに、簿記は、あくまでも「決算書を作れる」の部分だけですので、「決算書を読める」「決算書を活かせる」という部分は別の形で学ばなければなりません。忙しいビジネスパーソンにはそんな悠長な時間はありませんね。
そして、②「経営分析指標に特徴がある」について
役員で1億円以上をもらっている人が何人もいる企業で「ファナック」という企業があります。
役員報酬の企業ランキングでも、上位に入っており、何人もの役員がそのランキングに名を連ねている素晴らしい企業です。
この企業の経営分析特徴を簡単にご紹介すると