5月10日(金曜日)13時より、私どもは財務省九州財務局の検査指導官の方々に向けた研修を行いました。
内容は、金融機関に検査指導に入る検査官向けに企業会計や経営分析についての知識を身につけていただくもので、当社のビジネスゲームを使い会社経営を疑似体験していただくことで、「決算書を作れる」「決算書を読める」「決算書を活かせる」という3つのことを体感的に学んでいただきました。
今回は中級編(損益計算書編)のビジネスゲームを使ったものでしたので、総資産利益率(ROA)や自己資本利益率(ROE)などの収益性分析を行うだけでなく、経済産業省の「ローカルベンチマーク」で算定される6つの財務指標のうち、自己資本比率なども出していただきました。
さすが、財務省財務局の方々という感じです。
非常に優秀な方ばかりで、ご自身たちでどんどん会計処理をおこない、決算書も作成し、経営分析まで行っていました。なお、ビジネスゲームの中では事業計画書を書いて、融資を受けることができるのですが、ほとんど融資は受けずに無借金で経営をするチームが多く、このあたりは、職業柄が出た感じでしょうか。国家公務員の方々は、堅実経営を目指される方が多かったです。
なお、お陰様で研修での評価も大変よく。夏頃には上級編を財務局様で開催することになりそうです。
上級編では、さらにレベルが上がり、キャッシュフロー計算書の作成や他企業の買収、グループ経営、企業価値、連結財務諸表の作成などがゲームのテーマとして入っていきます。
内容的にはかなりレベルが高くなりますが、ビジネスの世界で真剣に会社を大きくしたければ「企業買収」は、現代において絶対に必要不可欠です。そのような目標を持つ経営者の方であれば、ここまでの知識とセンスは必須ですので、そういう方々にぜひ受けていただきたい講座となっています。