今回の記事は、
あなたが、社長になったら何をしますか?
ということについて書きたいと思います。
どういう話かというと、
先月、同友会における経営実践報告会という
ものに参加してきたんです。
そこで、報告者としてお話しされた方が、
面白い経歴の持ち主で、運送業の会社
経営者の方なんですが、高校卒業後、
ホテルマンになり、その後、運送業の
アルバイトへ転職し、そこから最終的に
30代でその会社の社長になってしまった
という方なんです。
この経歴自体、凄いものがありますが、
私が特に着目した話しは、
その方が、社長となり社長室の椅子に
座ったものの、
「社長って何をするんだ?」
となって、具体的に何をやっていいのか
分からなかったそうです。
実務的な業務は社員さんがどんどん処理
していきますよね。
また、現場の運送業務なども当たり前の
話ですが、現場の方々がどんどんこなし
ていきます。
じゃあ、社長は???
この若くして社長になった方は本気
で何をやっていいのか分からなかった
そうです。
なので、しょうがいないのでしばらくは
現場にでていたそうです。
さぁ、どうでしょうか?
もし、仮にあなたが今お勤めの会社の
社長になったら?
もしくは違う会社の社長になったら
あなたは何をしますか?
そうは言われても、具体的に何を
すればいいのか?
意外と出てこないですよね。
私も、この話を聞いて確かに、
「社長たるや何をするか」ということ
を学ぶ機会なんてないな〜と思いました。
人によっては、
決裁するのが社長の仕事だと思うでしょうし。
また、営業畑の人であればとにかく
売上を上げる方策を考えることだと
思うかもしれません。
この「社長としてなにをするのか?」
といことについて、もちろん完璧な
正解なんてないんだと思いますが、
1つ「視点」というものは
あったほうがいいのではないかと思うんです。
なお、
この「視点」というのは
何も経営者だけでなく、経営幹部者や
その他のビジネスに従事する方々も
もちろん持っておいた方がいいかと思います。
では、その視点とは何か?
私たちの熊本・福岡・東京で毎月行って
いる経営塾では
その「視点」について、
「ビジネスとしての何を目標に経営者は
会社経営をすべきか?」
という問いを出し、
それは、
1.儲けを出すこと
2.企業価値を高めること
この2つだと説明しています。
そう。つまり、経営者としての「視点」
の大元はこの2つだとお話ししています。
うん、まぁ「儲けを出すこと」なんて
当たり前の話しですよね。
ただ、会計とかを勉強したことのある人は、
「儲けを出す」ということについて、すぐに
損益計算書やキャッシュ・フロー計算書を
思い出せると思うんです。
ですが、企業会計なんてまったく分から
ないという経営者には、その発想がでて
きません。
それはそうですよね。決算書の構造などを
知らないので、経営意思決定が損益計算書の
段階損益のどの部分に影響するのか、
また、貸借対照表のどの項目に金額が計上
けれ、その結果、自己資本比率などの指標
にどう影響するのかなんて、普通は分かりません
よね。
「儲けを出す」
というお題目について、営業頑張るとか、
シャカリキに仕事するとか、深夜まで長時間
働くとか、
そんな発想しかでてこない人も実際にいます。
なので、自らの経営者としての判断が、
最終的に決算書の数字にどのように上がってきて、
この「儲け」に対して、どう影響するのか、
ということが分からないわけですから、
経営者としての仕事はできないのでは
ないでしょうか?
先にも書きましたが、
確かに、「社長として何をするのか?」
業界とか関係なく、その指針となる「視点」
を学ぶ機会は今の日本にはないですよね。
そこで、
私どもの経営塾では経営者や経営幹部の方、
その他ビジネスパーソンの方に、
ビジネゲームとワークを使い、このような
「視点」を身につけていただくカリキュラム
を組んでおります。
チームを組んで、会社経営をシミュレーション
していただき、さらに自ら企業会計による
決算書(財務諸表)を作成していただきます。
また、そのうえで自らの決算書を経営分析し
総資産利益率(ROA)や自己資本利益率(ROE)
などの指標を出していだきます。
このことで、学ぶもの自身が、自分が下した
経営判断がどのように決算書の数字に計上され、
最終的に自己資本利益率などの指標に影響する
のかを「体感的」に理解できます。
まさしく、経営者としての1つの「視点」を
まなぶ業界初のアクティブラーニング教材
といえます。
なお、東京都内における毎月1回の勉強会
である経営塾におきまして、若干名ですが
こちらの「ストアカ」にて募集をしております!
ビジネスゲームとワークにより体感的に
上述の視点を身につける勉強会です。
皆様のご参加をお待ちしております!