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画期的な社員研修方法〜それは「シミュレーター法」

100年以上、聖杯探しに勤しむ人々

 前回の記事では、研修業界や教育業界が長年
認識しつつも無視し続けた「不都合な真実」として、
「転移の失敗」という問題に言及しました。

 実は、この「転移の研究」と同じくらい
「転移が失敗している」という認識には
長い歴史があり、この問題に対する最初の批判は、
心理学者のエドワード・ソーンダイクと
ロバート・ウッドワースが1901年に発表し、
大きな影響を与えた論文

「1つの精神機能の改善が他の機能の効率におよぼす影響
(The Influence of Improvement in One Mental Function upon the Efficiency of Other Functions)」

によってなされています。

 その中で彼らは、当時の支配的な教育理論だった、
いわゆる「形式陶冶論」について言及しています。

 形式陶冶論では、脳は筋肉に似ていて、
記憶、注意、推論の全般に使える機能を備えて
おり、そしてその「筋肉」を鍛えれば、
鍛え方にかかわらず、全体的な学力の改善を
実現できるとされていました。

 人気のある「脳トレ」ゲームの多くも
この考え方を支持しており、認知的作業に関する
トレーニングは、日常的な推論の力も向上させる
という前提に立っています。

 論文が発表されてから100年以上経つという
のに、「転移」という概念の魅力によって、
いまだに大勢の人々が「聖杯」を探しているのです。

転移の問題は回避する方法とは?

転移」の問題を回避する方法とは

「勉強したはずなのになぜ?」ということが
実際的に多数起こり、この問題は日本だけで
なく米国や世界中で報告されているようです。

 例えば、ビジネス書から新しい経営学を
学んだリーダーは、結局、従業員と同じ
アプローチで仕事をするかもしれません。

 往々にしてこのようなことってあるかと
思いますが、私どものビジネスゲームでも、
参加者に対して、ゲーム前に「自己資本比率」の
説明をし、ゲーム内で

「自己資本比率を高めるように会社経営を
してください。」

と指令を出してやってみたところ、いきなり
ゲーム内で借入を選択するということが本当
に起こっています。

 では、このような「転移の問題」を起こさ
ないためにはどうすればいいのでしょうか?

色々と研究されているようですが、

「フライトシミュレーター法」

という方法が提唱されています。

この方法ですが、転移を実現するために
重要なのは、「認知機能」であるとし、
何をするか判断したり、頭の中にある知識
を引き出したりするような状況を作ること
で転移を実現させる方法なのです。

例えば飛行機の操縦法を学ぶ場合、
フライトシミュレーターでの訓練はそれが
パイロットに十分な判断と意思決定を迫る
場合、実際の飛行機を飛ばす場合と同じ
くらい効果的ということになります。

学習のための様々な方法を評価する際、
直接的な学習をシミュレートする方法の方が、
移転を実現するうえではるかに効果的なのです。

社員研修で、何日もかけて実施したものの
明確に成長したのかどうか分からない・・・

社員や幹部にビジネスにおける専門知識を
身につけてもらいと、セミナーや研修を
受けさせたが、知識の効果的な習得が
認められない・・。

もし、そんな感想をお持ちの幹部や経営者
の方がいれば、それは「当然」のことと言えます。

旧来の講師が教える「座学形式」の研修や
セミナーでは、「転移が起こらない」のです。

このため、学んだとしてもビジネスの現場では
活用できない、応用ができない、といったことが
起こっているのです。

だからこそ、私たちは、社員研修やセミナーにおいて
「ビジネスゲーム」を使った「シミュレーター」法
を提唱しています。

これこそが、教育業界、研修業界が今まで
無視し続けた「転移の問題」を解消するという
確証があるからです。

#面白い研修
#社員研修ゲーム
#研修面白い

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