多くの企業様で、社員研修を実施していますが、
では、何のために研修をしているのでしょうか?
当たり前の話ですが、社員の方々に研修を通じて
知識やビジネススキルを身につけてもらい、成長
してもらうことで、最終的には会社の「業績向上に
寄与してもらいたい」との想いで行われています。
ところが、会社の歴史も長くなってくると
「研修のマンネリ化」「研修の形骸化」が
起こってきます。
このため、研修を受けた社員の方々から、
「意味ない」「受けたくない」「つまらない」
といった本音が聞かれるようになり、せっかく
高い研修料を払っても、実効性の面であまり
うまくいっていないということに陥っている
企業様は意外に多いのです。
社員研修を効果的なものにし、うまくいかせる
にはどうしたらいいのでしょうか?
この点に関して、私どもは長年、企業会計という
お堅い専門知識の教授をとおして、学習者の
モチベーション継続と学習の意欲の向上について
研究してきました。
この研究から分かることは、「ホワイトボード」
「教科書」「講師の長い話」といういわゆる
「座学による受動学習」は非常に学習効率が悪く、
このような旧態然としてた、社員研修を受けた人たち
の正直な感想が、「研修は・・・」
「意味ない」「受けたくない」「つまらない」
となっているようです。
では、社員研修において効果的なものとし、
うまく活かせて、実際に社員さんたちが成長する
ことのできる研修とはどのようなものでしょうか?
この点について、私たちは「実際にやってみて」
そして、「たくさん失敗する」ということが研修の
中で体験できると社員さんたちは成長すると考えて
おります。
では、このようなことのできる社員研修とは
どんな研修でしょうか?そんな研修は実際にあるの
でしょうか?
教育・人材研修業界で長年、問題として認識され
ながらも長年放置されてきた「転移の失敗」という
問題があります。
ここにこそ、既存の企業研修が効果的でない
最大の原因があるのですが、当社はその問題を回避
するために、「シミュレーター法」による研修を
ご提案しております。
当社のこの方法は、まさしく会社経営の疑似体験
をやってみることで、その中で経営判断をし、チーム
で協働することで、様々な失敗をしていただきな
がら、知識を活用する方法であり、このことで
「転移の失敗」という問題を解消する方法となって
います。
会社の業績を引き上げるためにはどうすればいいのか?
このような質問をマネージャークラスの管理職や
一般社員、それから新入社員に出してみてください。
御社の社員さんは何と答えるでしょうか?
「それは、当社の既存の旧態然とした営業方法を
変え、IOTを使った営業ツールのシステムを構築
するといいと思います。」
という、一見すると正論に聞こえそうな提案を
出す社員さんがいたとして、「本当にそれは
業績向上につながる」のでしょうか?
つまり、
「業績」とはそもそも何を指すのでしょうか?
「売上総利益」でしょうか?
それとも、「営業利益でしょうか?」
といことです。
また、会社の「キャッシュ」が前期と比べて2倍に
積み上がったとして、それは「業績が向上した」と
言えるのでしょうか?
「売上」はどうでしょうか?
対前年比で2倍になったとして、そのことで「業績」
が向上した本当に言えるのでしょうか?
もし、このような質問に明確に答えられる
社員さんがいなければ、明らかに今までの研修は
失敗しているといえます。
なぜなら、真に会社にとって必要な「業績」の
定義を理解していないからです。
そのような社員さんの判断や頑張りは、「業績」
の向上につながるかどうかは分かりませんね。
本人が「業績とは何なのか?」ということが
わかっていないのですから。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?
理由はいくつかあります。
第1は、学校教育で習っていないことです。
ここに関しては、説明するまでもありませんね。
これは、義務教育だけでなく、大学でも同じことで
あり、また、先生が授業で言及していたとしても
上記に記した「転移の失敗」という大問題が
横たわったいますので、実践で使える知識には
なっていないのです。
第2は、会社経営を体験したことがない
会社経営を一度もやったことがなければ
当たり前ですが、経営の視点で仕事をみること
はできません。
会社の一業務としての仕事はできても
自分がやっているその業務が、会社全体の
経営や業績にどう影響するのか、全くわからない
まま仕事をしている状況になります。
この場合、
下記のような弊害があるかといえます。
・会社に関して、他人ごとの感覚しかない
・人件費の感覚がないので安易に昇給を求める
・目の前の業務をタスクとしてこなすこと「しか」
意識がない
・上記のような人が管理職や幹部になってしまう
さぁ、どうでしょうか?
経営者の立場からすれば、地獄のような様相ですが、
実際に起こっていることです。
ただ、社員さんたちを責めても仕方ありません。
なぜなら、第1に「学校教育でそもそも習って
いない」ということと、第2に「経営を体験した
がない」のですから。
だからこそ、私ども社員研修では、社員さん同士
でチームを組み、ゲームの中で会社を設立して経営
を疑似体験していただくセミナーを実施して
おります。
このことで、「業績を2倍にするには?」
という経営者の問いに対して、社員さんたちが
具体的に案を提示できるようになります。
つまり、当社のビジネスゲームにより、会社
経営を疑似体験し、決算書を作り、経営分析まで
やっていただきますので、
「自分の下した判断」が、
「決算書の数字や経営分析指標の数値」に
どのように反映されるのかを理解できるため、
「売上総利益を向上させるためには、
収益性の面では利幅を上げるか、回転率を
引き上げる必要があります。
当社のB/Sには、遊休となっている設備が存在
しますので、この設備の転用かもしくは売却を
検討することを提案いたします。」
といった意見が出てくるようになります。
経営者にとって、一番困る提案や意見は
「はい、頑張ります!足をすり減らして
営業先を回ります!」
「はい、誠心誠意、お客様に尽くします!」
といった精神論で終わることです。
このようなことは誰でもいえます。
本当に会社の業績を向上させ、会社が成長し
存続させるためには、「具体的な提案」が
できる社員さんの存在が不可欠であり、
このような社員さんを育成するカリキュラムこそ
まさしく、当社のビジネスゲームを使った
社員研修となっています。
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