株式会社M-Cass|経営体験型・人材育成研修セミナー|熊本・福岡

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一度、社員さんに経営者になってもらう?!ゲームを使った企業研修

経営者は孤独といわれるけど

 先日、とある経営者の会合に参加した時
その会の会長とお話しする機会がありました。

その方は、大御所の社長さんであり、しみじみと
「経営者はやっぱり孤独なんだよね」
とおっしゃっていました。

私自身、経営者ですので、本当にこの方の
言うことはうなづけるのですが、ただ
やはり、会社の今後の発展や継続のためには
社員さんたちに、「ひと事」ではなく
「自分ごと」として会社を考えてもらいたい
な〜というのは本音です。

自分ごとに感じてもらうため経営をやってもらう

 では、社長としてどうすれば社員さんに
「自分ごと」として会社のことを考えて
もらえるようになるのでしょうか?

その手法には、心理学的なアプローチや
リーダーシップ論的なアプローチなど
色々な方法があるかと思いますが、
私どもは、「ビジネスゲーム」を使い
「会社経営をやってもらう」という
ことを提唱しております。

例えば、ビジネスゲームの中で社員さんに
社長になっていただき、人を雇ってもらいます。

その時の給料は社長さんに決めてもらい、
それをもとにビジネスゲームをやっていた
だきます。

資金調達から商品の仕入れと販売、
経費の支払いなどをシミュレーションして
いくわけですが、このことで社員さんの給料
を支払うために、いくつ商品を売らなければ
いけないのか?資金はどのくらい必要か?
といったことを体感的に理解していただく
わけです。

ゲームではありますが、
「社員の給料を払うためにこれだけ
売上をあげないとダメなの?」

「売上が思うようにあがらなかった
としても、給料や事務所賃料などの
必要経費だけはちゃんと払わないと
ダメなんだな。」

といったことが、「体感」として
理解できます。

このことで、
「自分の給料分のお金が会社のどこか
らでているのか」ということが理解
できるようになるため、

単なる座学で
「あなたの給料を払うために会社は
3倍の売上をあげないといけない」
なんて話をするよりも、その何倍も
身になるかと思います。

「経営者の視点」を持つことの効能

 このように、「自分ごと」として会社経営に
ついて理解してもらうこと以外に、私どもは
「経営者の視点」を持てるという効能を
当社のビジネスゲームに挙げております。

 近年、企業では「KPI(重要業績評価指標)」
というチームの目標を達成するための指標を
掲げることが多くなってきました。

 具体的な指標としては、例えば

【収益性の指標】
・EVA(経済的付加価値)
・ROE(自己資本利益率)
・ROA(総資産利益率)など

【キャッシュ創出の指標】
・フリーキャッシュフロー
・キャッシュコンバージョンサイクル

【成長性の指標】
・売上高成長率
・市場シェアなど

こういった指標が経営陣から掲げられ、
「ROAを2%増加せることを目標にする!」
なんてことを言われたりします。

この時、あなたなら職場で何をしますか?

経営陣から掲げられたこの目標について、
この数値がどんな意味を有するのか?
なぜ、この指標なのか?
どうすれば、この目標を達成できるのか?
そもそもROAってなんなのか?

そんな感想を抱いたのではないでしょうか?

経営者自身は、この数字の意味を
知っていても、現場の社員さんには
ピンとこないことの方が多いものです。

その理由はズバリ!
会社で「見ている視点」が違う
からです。

現場の社員さんは、自分の部署における
タスクをこなすことが仕事です。

ですので、必ずしも会社全体のことに
意識が向いているとは限りません。

また、皆がみな、ROAといった経営分析指標
や財務、経営学を学んできているわけでは
ありませんので、いくら社長が
「ROAを引き上げよう!」と言っても
現場レベルまで落とし込むのは難しい面
があります。

しかし、会社の発展や存続、そして
今後の社を背負って立つ人材の育成という
点から、「会社経営」という視点を持った
社員さんは絶対に必要です。

また、一人のリーダーだけがどんなに
やる気があっても当然ながら限界があり、
やはり、社員さんそれぞれの力を結集しな
ければ会社は大きくなりません。

そのためにも、社員さんには「現場レベル」の
タスクをこなす力とともに、自分の部署の
仕事が会社全体の中にどう影響するのか、
「会社全体レベル」の視点を持っておくに
越したことはありません。

では、そのような視点はどうやったら
持てるのか?

そう。それこそが「ビジネスゲーム」
を使った社員研修なのです。

自分の仕事を会社の業績に落とし込める

 私どものビジネスゲームを使うことで、
自ら経営判断をし、その判断の結果を
決算書の数字などで確認していくため、

例えば、「ROAを引き上げるぞ!」という
目標についても、それを可能とするためには
どのような経営判断が必要かということが
理解できるため、それでは「自分は部署の
仕事の中で何をすればいいのか」という
ことが感覚的にわかるようになります。

具体的には、

営業部の営業担当者の研修をすると
しましょう。

その営業担当者が何をすれば
KPIに上がっている「ROAを引き上げる」
ということが可能となるのかを
考えます。

この時、いつもの業務であれば
とにかく新規の顧客を獲得するために
単に営業件数を増やすという発想しか
でてこないかもしれません。

しかし、全社的な「経営者の目線」を持って
いると、ROA(総資産利益率)は
「利幅」と「回転率」に分解できることから、

「利幅」という点では、
「顧客単価」×「顧客数」に分解し、
「顧客単価」の側面で、受注が欲しいための
安易な値引き販売はしない、といったことや

「顧客単価」を引き上げるため、
セット販売のプランを考案してみる
といった思考が出てきます。

そのうえで、売価の引き上げに成功すれば、
「利幅」が上昇し、そのことで
 ROA(総資産利益率)の引き上げに
繋がる、ということがわかっているので

それを達成するための具体的な行動に
結びつくというわけです。

KPIとして経営陣により設定された
「ROAを引き上げる」ということについて
その意味がわからず、いつも通りに営業を
するのとは、大きな差であることが
お分かりいただけるかと思います。

このように、ビジネスゲームを使った
社員研修には、まだまだ大きな効果が
見込めます。

きっとあなたの会社の社員さんたちの
数字に対する意識が変わると思います。

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