クリスマスも終わり、もう年の瀬ですね。
本当に時が経つのは早いですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、ちょっとここで下記の利益計算(今期見通し)を見てもらえますか?
製造メーカーのものと考えてください。
(製品原価の内訳)
材料費:3,000万円
労務費:2,000万円
経費(地代):1億2,000万円
以上、原価が1億7,000万円かかってます。
この製品を1億6,000万円で販売しました(個数は100個とします)。
その場合の利益はどうなるのか?
答えは簡単ですよね!
(今期の利益計算見通し)
売上1億6,000万円
原価1億7,000万円
損失△1,000万円
こんな風になりますよね。
それで、もし、あなたが経理担当者だとして、
この計算結果を社長に報告しに行くとしたらどうでしょうか?
「・・・・。」
「う〜ん。このままだと赤字だ・・。」
「これ、社長に報告したら、絶対に激怒するぞ。やだなぁ。」
こんな感じになりませんか?
今回、このような報告を社長にした結果、無理難題を突きつけられたある経理担当者のお話です。
ちょっと物語風で記事を書きたいと思います。
「げ~今期は赤字転落かも・・。」
そうつぶやき、頭を抱えた経理担当者のA君。
この後、会議にて社長に業績見通しの報告しなければならないのだ。
「あ~やだな・・・。」
ブルーになりながら、A君は資料をまとめ会議に臨んだ。
「社長!どうかお静まりください!」
取締役の一人が社長をなだめた。
「これが黙っておれるか!」
社長は顔を真っ赤にして激怒している。
経理担当者から今期が赤字出る見通し
であることの報告を受けたのだ。
「融資を受けている銀行に何て説明すればいいのだ!
いいか、何とかして利益を捻出したまえ!!」
ものすごい剣幕で怒られ、無理難題を突きつけられたA君。
いったい、どうやって利益を出すというのでしょうか?
やはり、架空売上の計上など、粉飾決算に手を染める以外にないのでしょうか?
実は、制度上認められる合法的な方法により利益を捻出する方法あるのです。
これは、制度上認められている計算方法の欠陥といえるものです。
次回、その方法について書きたいと思います。
なお、ビジネスゲームセミナーでは、参加者の皆さんが自宅に帰っても学習できるように、企業会計や経営分析についてまとめた小冊子をお渡ししております。
中級編では、複式簿記の原理を使って粉飾決算する方法をご紹介しています。
良い子は絶対に真似してはいけませんが、ご興味のある方は、ぜひ、ビジネスゲームセミナーに体験しに来てくださいね。