多くの経営者の方が、決算書などのいわゆる
「経営数字」を忌避する傾向にあります。
「うちは、優秀な経理担当者がいる」
「うちには、顧問税理士がいる」
こういった言葉をそのような経営者の方から
聞きますが、本当にそれでいいのでしょうか？
あの世界的企業である京セラを創業し、
JALの再建も果たした稲盛和夫氏は、
「会計が分からなくては経営者は務まらない」
とおっしゃています。
稲盛氏は、決算書の数字は「飛行機のコックピット
の計器盤」と同じとおっしゃていますが、
当社も経営塾やセミナーで、この言葉を引用させて
いただき、参加された社長さん達に「経営数字」
の必要性について、次のようなことを説明して
おります。
「会社経営は「夜間飛行」と同じです。
来年のことなんて、なかなか分からない。
今回の新型コロナのパンデミックは
まさしく、その典型例ですよね。」
「では、そのような状況で、夜間飛行を
するパイロットは、どうやって安全に目的地
へと飛行機を飛ばすのでしょうか？
そう、それこそ計器盤から得られるデータ
です。
会社経営も同じです。営業日報や業務
日報だけからでは、会社が今どこに向かって
いるのか、上昇しているのか、下降している
のかわかりません。
そのため、決算書の数字が必要となるのです。
そして、決算書を全く読めずに経営にあたる
というのは、夜間飛行において、計器類を
見ないで、勘で飛行機を飛ばしているのと
同じことなのです。」
この経営者が身につけるべき「経営数字」
の知識とセンスについてですが、
当社が関わっている、とある「工務店」さん
で次のような事例がありました。
その工務店さんの社長は、本当に職人気質
の方で、仕事自体は一切妥協せず、大変
素晴らしいものを作られます。
しかし、「職人」であって「経営者」では
なかったんですね。
このため、その工務店で何が起こったのか
というと、
工事ごとのプロジェクト管理、原価・利益管理、
資金管理ができておらず、外部要因で工期が
伸びたことで、一気に資金ショートの危機に
陥りました。
私自身も、その工務店の社長にお会いし
色々とヒアリングをしましたが、社長の頭
の中に漠然と、売上と原価の計算があるだけ
で、実際の紙の上で計算したものは存在
しなかったのです。
そう、まさしく「どんぶり勘定」です。
このように、社長の中には「業務と経営」を
ごっちゃにしている人がいます。
そして、そのような人の多くが「どんぶり勘定」
なんですね。
「経営数字」がちゃんと分からないゆえに、
まさしく、「夜間飛行」において「勘で」
会社という飛行機を飛ばしている状態に
あったのです。
そこで、当社は、このような多くの経営者が
忌避する「経営数字」について、当社独自開発
の「ビジネスゲーム」を使い、会社経営の擬似体験
を通して、身につけていただくカリキュラムを
ご提供しております。
人は「座学」による受動学習だけでは
身につきません。そのことは、多くの研究
データからも明らかになっています。
そこで、私どもは「ビジネスゲーム」を
使った「シミュレーター法」を提唱しております。
やってみる、試してみる、失敗してみる、
このようなことで学んでいただくセミナーや
経営塾をこれから全国に広めていきたいと
考えております。
そして、そのことで、「大失敗しない経営者」
を１人でも多く輩出できればと思います。
経営数字について身につける必要のある
ビジネスパーソンの方々は多いと思います。
ですが、市販のテキストでは限界がありますよね？
もし、限界を感じているのであれば、当社の
ビジネスゲームを使ったセミナーや研修を受けて
みてはどうでしょうか？
このセミナーや研修は次のような方を対象とします。
■ 経営数字アレルギーのある方
■ 簿記アレルギーのある方
■ 経営数字を身につける必要のある方
■ ビジネスの現場で成果を出したいと思う方
あなたが本気で「経営数字をなんとかしたい！」と
という想いをお持ちなら、きっと有用なセミナーや
研修になると思います。
