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失敗する企業はパターン化できる

成功事例ばかり目が向けられ、現実を見ない起業者

「It mediaビジネスオンライン」の記事です。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/27/news025.html

こちらのサイトには、失敗事例、失敗パターン
こそ学ぶべきものがあるとして、次のこと
が記事で書かれております。

「若者を中心に起業ブームとなっていますが、
メディアが成功している企業しか取り上げない
ため、個人的には起業家を志す若者がリスクを
過小評価している傾向があると感じています。

中小企業白書によれば、創業から10年で約3割
の企業が、20年で約5割が撤退するといわれて
います。

もっと失敗例から学ぶべきだと思いますが、
失敗を分析した記事はそれほど多くはありません。」

そうです。
テレビなどで取り上げられる企業や社長は
成功者ばかりです。

そして、多くの人がその成功にあやかろう
と、成功事例から成功法則を読み取ろうと
します。

しかし、実際的にいわゆる「成功法則」を
学んだ人で、成功したという人は何人いる
のでしょうか?

あれだけ、この手の書籍、動画、セミナー
があるにも関わらず、あちこちに成功者や
大成長した会社がないということは、
実際的には成果はそんなに出ていないという
ことの証左ではないでしょうか?

成功には無数の道が、失敗には共通パターンが

私どもも多くの企業様の財務内容をみて
きておりますが、マスコミにも取り上げ
られ、一見派手な企業も、内実の業績は
厳しいという事例をいくつもみております。

そして、多くの企業を見て痛感するのは、
上記の記事にもあるように、
「失敗には共通のパターンがある」
ということです。

例えば、一例ですが、いつも会社に資金が
なく、資金繰りに追われている企業の
特徴として、

① 売上債権が過大にある、管理ができていない
② 支払いのサイトに無頓着、無理な支払い
③ 過大な在庫を抱えている
④ 販管費などで固定費の割合が非常に高い

といった共通パターンがあります。

このような特徴のある企業では、
資金繰りが厳しく、年々債務が増大する
傾向にあります。

そして、次第に長期借入れができなくなり、
短期借入れで賄うようになり、それも限界が
きて行き着く先が、近年、話題になって
いる「クラウドファンディング」です。

結構、このパターンは業績が悪く、財務
内容が悪化の一途を辿っている企業の共通
パターンといえます。

以上、もし、あなたが起業や現在の事業で
成功したいとお考えでれば、「成功法則」
「成功事例」よりも、まずは「失敗パターン」
「失敗事例」を学んでおくことをお勧め
いたします。

特に、失敗のパターンについては、
「数字の裏付けをもって、なぜ失敗したのか?」
ということを学んでおくといいでしょう。

企業の経営で、事業が継続できなくなる
最大の原因は「資金不足」です。

つまり、「資金」さえあれば、事業は継続
できるわけですから、「資金」の部分に
ついて、経営数字の側面から、「どんな判断
を下すと失敗しやすいのか」ということを
学んでおくことが肝要です。

そのことで、「大きな失敗」をしなくて
済みます。

事業で成功するには、失敗を繰り返し、
そこから学び、軌道修正していくことが
絶対に必要です。

どんな素晴らしいアイディアも、素晴らしい
技術であっても、何も失敗なしに成功する
というのは通常はあり得ません。

ということは、事業が継続できなくなるほど
の「大失敗」を避け、許容できる「小さな
失敗」を繰り返していくことで、軌道修正
を図るのが現実的だといえます。

以上、今回の記事は「失敗には共通点がある」
ということと、「失敗から学ぶ方がいい」
ということを書きました。

なお、私どもは、この「失敗から学ぶ」
ということをやっていただくために、
ビジネスゲームを使うカリキュラムをご提供
しております。

そこで、会社経営の擬似体験を通して、
自分の下した経営判断が、業績にどのような
影響を及ぼすのか、どんな判断を下すと
資金が不足するのか、といったことを
試行錯誤しながら学んでいただきます。

ご興味のある方は、M-Cass経営塾(月1回)の
体験会も開催しておりますので、お気軽に
「お問合せフォーム」からご連絡ください。

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