前回の記事で、人口知能の発達により、様々な業務が自動化となり、会計入力も自動化になることで、企業会計の知識は必要なくなるのか?ということについて私見を述べました。
結論としては、決算書に表れる数値の意味を理解し、経営判断に活かすためには根本的な理解は不可欠となります。
では、その企業会計における理解はどこで身につけるのでしょうか?
身につける方法としては、専門学校や大学、市販のテキスト、セミナーなどで「会計学」や「簿記」を受講するのが一般的です。
しかし、現行の会計教育には非常に無駄が多いのです。
例えば「簿記」を学習するとします。
通常、「簿記」に関する講座では、「簿記検定試験対策」の講座と、「実務簿記」講座の2つがあります。
そして、いずれも下記のような内容を学びます。
①複式簿記による会計帳簿への記帳
②伝票を使った記帳
③小口現金や手形取引、掛取引などの具体的な取引の仕訳
④決算整理
⑤決算書の作成方法
こんな感じです。
そして、問題はその対象者ですが、あくまでも「経理担当者」「職業会計人」といった人たちに向けてのものなのです。
そうです。
会社全体の方針を決める経営者や、部門の方針を決める管理職の方々には内容がミクロ過ぎて、不要な内容も多いのです。
そこで、わたくしどもは、もっと、「経営戦略」と「経営判断」が問われ、その判断の結果が、どのように「決算数値」「経営分析指標」に表れるのかを感覚的に学べる教材はないものかと開発したものがビジネスゲーム「M-Cass」なのです。
このビジネスゲームでは、資金の調達から、商品の仕入れ、商品の販売、経費の支払い、固定資産への投資を行います。
どのような戦略を立てて上記の取引を行うかにより、決算書の数値が変わり、自己資本利益率などの数値も変わります。
自分自身がとった戦略が決算数値、経営分析の指標にどう反映されるのかを理解してもらうために、あえて自分自身で会計帳簿を記帳してもらい、決算書を作ってもらいます。
よって、その過程で、「複式簿記の原理」「会計帳簿の記帳の流れ」「決算書作成の流れ」を理解できるようになっています。
そのうえで、例えば、「仕訳帳」「元帳」「補助簿」をチーム内で相互チェックするルールを入れれば、「内部統制」の原理について理解できますし、自分が作った決算書から、申告書を作成すれば、法人税などの税金計算の流れも理解できます。
このような基本知識は、ビジネスを大きくしていくうえでは必要不可欠です。
でも、それらを座学主体の講座で受講するとなると、それぞれ別個で学ばければならず、しかも難解です。
そういう意味では、時間のな経営者や管理職の方々には、まさしくわたくしどものビジネスゲームは最適だと考えています。
何しろ、チームを組んで、ゲームをしながら楽しく学べますからね。
このようなビジネスゲームセミナーを下記の日程で、博多にて開催します。
ぜひ、お時間のある方はおこしください。
1月20日(土曜日)13時より ビジネスゲームセミナー初級編
場所:博多駅筑紫口徒歩2分 泰平ビル2階
1月27日(土曜日)13時より ビジネスゲームセミナー中級編
場所:博多駅筑紫口徒歩4分 勉強カフェ博多プレース
(下記地域でも順次開催予定!)
ビジネスゲームセミナー初級編in大分、佐賀、長崎、鹿児島、広島、大阪、東京