今回の記事ですが、キャッシュ・フローについて
書きたいと思います。
簿記の試験問題を解くだけだと、キャッシュ・フローの
重要性や、B/SとP/Lだけでは、結局、よく分からない
ということを感じらないのですが、
私どもは、独自開発のビジネスゲームを使い、
「経営者会計」というものを社長や幹部の方々に
学んでいただいております。
その「経営者会計」の中でも特に重要なのが「CF経営」です。
学校や市販の教材学ぶ商業簿記、財務会計の分野では
「収益・費用」という概念を使い、「期間利益」を
計算することが前提となっているため、
試験問題を解くうえでは、あまり疑問に感じることが
少ないと思いますが、
こと、「会社経営」という視点では、「期間利益」では
経営はできません。
利益が出てても、お金があるとは限らないですし、実際に
「黒字倒産」ということが起こっているからです。
お金がないと、実際には何もできません。
どんなに想いや志があってもです。
このため、当社の経営塾(経営トレーニング)では、
ビジネスゲームを使い、収益・費用という概念を
理解していただくだけででなく、
キャッシュフローの計算やキャッシュ・フロー計算書の作成、
さらにはCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)の
分析といったことをやっていただきます。
このとき、ゲーム内でB/SやP/Lを作成していただくのですが、
最初の自己資金とB/Sに計上されている現金との差額を計算して
もらい、ゲーム終了後の現金の増減額を計算してもらいます。
その現金の増減額と利益額とを比較し、
「なぜ、両者同じ金額にならないのか」
を考えてもらいます。
一般的に考えると、利益の分だけ会社のお金が増えていると
思われるのですが、実際にはそうならないのです。
その両者の食い違いはなぜ起こるのか?
それは、つまるところ、
「お金はどこに消えているのか?」
ということを理解することになります。
この点、忙しく働いていて、売上もあるはずなのに
「なぜ、うちの会社にはいつもお金がないのか?」と
感じている経営者の疑問に対する答えでもあります。
このことを理解して経営するのと、税理士の先生から
渡される決算書(財務会計)の数字だけを表面的に
見て経営するのとでは大きな違いをもたらします。
会社経営においては、収益と費用という期間損益計算
についても利益も見ていく必要がありますが、
ちゃんと目の前のCFを見ないと経営はできません。
このため、当社の月1回の経営トレーニングでは
ビジネスゲームの中でキャッシュフロー計算書を
作成してもらい、CFの分析までやってもらうことで、
会社のお金はどこから入って、どこに消えていくのか
ということを理解していただくカリキュラムを
ご提供しております!
【月1回の経営トレーニング】
https://mcass.hp.peraichi.com/keieijuku?_ga=2.55730351.566553741.1688215402-1888991351.1688215402
以上が、今回の内容です。