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経営数字の側面から見る儲かるための会社経営の鉄則その1

社長の椅子に座ったものの何をしていいか分からない・・

とあるアルバイトから社長にまでのし上がった
青年社長の方の講演会に参加したときに、
その方が、

「社長になって、椅子に座ってみたものの
社長として何をしていいのか分からなかった」

「だから、仕方ないので現場に出て、社員と
一緒に作業に従事した・・・。」

こう話されていました。

どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
その理由は、「社長としての経営を学んでいない」
ということが挙げられます。

つまり、今まで従業員の目線で「作業・業務」
という視点でしか物事を見ていなかったので、
経営者の目線で、「会社経営という視点」がなかった
のです。

この「会社経営という視点」について、
リーダーシップ、組織論、戦略論といった経営学的
な様々な視点があるかと思います。

そこで、今回、この記事では「経営数字の観点」から
「会社経営の視点」について書きたいと思います。

経営数字の観点〜「儲けを出す」

経営数字の観点から会社経営をみた場合、とにかく
「儲けを出す」ということに尽きると思います。

はい、なんてことはない当たり前のことですよね。
経営学とかビジネス本では横文字の用語が
色々と小難しく述べられていますが、結局は
これに尽きますよね。

ちなみに、「利益を出す」ではなく、なぜ「儲け」
を出すとなっているのでしょうか?
「利益」と「儲け」はどう違うのでしょうか?

この基本的な点において「?」と思われた方は、
こちらの記事で一度、このことを学んでおいてください。

では、その儲けはどう計算されるのか?
「収入-支出=儲け」として計算されますので、
もう、当たり前の話ですが、

①売上による収入を増やす
②経費などの支出を減らす
③上記の差額としての儲けの最大化を図る

このような視点で経営をすればいい
ということです。はい、特に難しいことは
ありません。

ただし、経営者として、上記のようないわゆる
「キャッシュ・フロー」に焦点を当てた経営
以外に、「収益・費用」という概念を使った
利益計算(期間損益計算)についても、
知っておいてください。

なぜなら、「収入」「支出」だけで経営を見て
いくと、

「将来を見据えて多額の設備投資をし、多額の
支出が生じた」

といった場合に、収支が赤字となり、「儲け」の
計算上は、損失が出ているという印象を受けて
しまうからです。

そこで、このような、計算期間においてバラバラ
に生じる収支を「配分計算」により期間的に計上し、
設備利用期間や獲得した収益に対応させるように
計算するものが、

「収益-費用=利益」として計算される
「期間損益計算」となります。

税理士の先生から渡される損益計算書は、
上記の「期間損益計算」で作成されることになります。

ちょっと、話が混んできましたが、とにかく
難しいビジネス用語がいくら並ぼうとも
経営者がまず第1に持つべき視点は、

①売上による収入を増やす
②経費などの支出を減らす
③上記の差額としての儲けの最大化を図る

ということになります。

このことは経営者として、あるいは経営幹部として
まずはしっかりと意識されてください。

では、この続きは次回の記事に回します。

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